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2023年12月2日

第227回大阪SJCD(日本臨床歯科学会大阪支部)例会「技工士祭り!!」開催

対面とWeb配信のハイブリッド講演で合計350名以上が参加

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 さる12月2日(土)、オービック御堂筋ビル(大阪府)において、第227回大阪SJCD(日本臨床歯科学会大阪支部)例会「技工士祭り!!」が開催された。

 日本臨床歯科学会大阪支部に所属する歯科医師・歯科技工士が登壇し、3つのホールの同時進行で講演が行われた。本会は、対面とWeb配信のハイブリッド講演で、会場には約220名が参集、Web配信でも約140名が視聴し、合計350名以上が参加し盛会となった。また、日本臨床歯科学会大阪支部2023年度第3回学術大会が併催され、「大阪SJCD新理事就任講演」として、新しく日本臨床歯科学会大阪支部の理事となった5名が講演を行った。

 まず、総論として、日本臨床歯科学会大阪支部長である大森有樹氏(大阪府開業)が「大阪SJCD技工部会のVision」と題して講演を行い、歯科医療における歯科技工士の重要性を述べたうえで、それらを総合的に学ぶことができる日本臨床歯科学会大阪支部技工部会の価値を説明した。

 続いて登壇した藤本光治氏(歯科技工士、ミナミ歯科クリニック)も「今後の歯科技工士会と大阪SJCD技工部会」と題して講演を行い、日本臨床歯科学会大阪支部技工部会が今後予定しているさまざまなプランを披露した。

 「審美~マクロ(歯列)の審美~」のセッションでは、倉本慎也氏(歯科技工士、岩田歯科医院)と藤本氏が「6前歯・フルマウスの連続性(切縁・平面・鼓形空隙・カントゥア……)」と題して講演を行い、倉本氏が6前歯における審美的基準について、藤本氏が歯列全体における審美と機能の両立について解説した。

 「デジタルデンティストリー」のセッションでは、谷尾和正氏(大阪府開業)と島村亮平氏(歯科技工士、タニオ歯科クリニック)が「咬合再構成とデジタルワーク」と題して講演を行い、口腔内スキャナーで天然歯列のフルマウスをスキャンする際に生じる歪みを補正する方法と、ジルコニアを用いたベリフィケーションインデックスを紹介した。

 「大阪SJCD新理事就任講演」のセッションでは、奥田浩規氏(兵庫県開業)が「プラスティックサージェリーを併用した前歯部インプラント治療の考察」と題して講演を行い、さまざまな文献を引用しつつ、前歯部における歯周形成外科を行う際のポイントを紹介した。

 「ジルコニアを使いこなす!」のセッションでは、井上陽介氏(歯科技工士、IEDITION)が「狙った色を出す(モノリシック・レイヤリング)」と題して講演を行い、ジルコニアの種類とフルベイク、ライトレイヤリング、モノリシックについて説明したうえで、フルベイクとライトレイヤリングにおける陶材築盛のポイントを解説した。

 「インプラント補綴」のセッションでは、伊藤彰規氏(歯科技工士、奥田歯科医院)が「エマージェンスプロファイル」と題して講演を行い、文献を基に前歯部インプラント治療におけるエマージェンスプロファイルについて解説した。

 続いて登壇した栫井孝志氏(歯科技工士、神戸デンタルアートスタジオ)は「咬合面マテリアル」と題して講演を行い、これまでに使用されてきた臼歯部のインプラント上部構造の咬合面マテリアルについて考察した。

 米澤大地氏(兵庫県開業)は「アバットメントマテリアル・コネクションデザイン選択」と題して講演を行い、既製アバットメントとカスタムアバットメントの評価、チタンやコバルトクロムなどの材料面からの評価、インターナルコネクションとエクスターナルコネクションの評価など、さまざまな視点からアバットメントマテリアル・コネクションデザインについて考察した。

 最後に登壇した伊藤雄策氏(大阪府開業)は「スクリューorセメント固定」と題して講演を行い、自身の長期経過症例も供覧しつつ、スクリュー固定とセメント固定のそれぞれのメリットとデメリットを整理した。

 日本臨床歯科学会大阪支部に所属する会員以外も数多く参加し、非常に盛況となった本会。この成功を受け、来年以降も同様の試みを計画する予定ということであった。