Quint Dental Gate 歯科のコミュニケーションサイト

文字サイズ
標準
特大

トピックス


2009年3月20日

ITX Implant Summit 2009

約900名の参加者を集め盛大に開催

ログインされますと、関連書籍が表示されます。
会員でない方はこちら
(※関連書籍がないトピックスは表示されません)

 さる3月20日(金)、グランドプリンスホテル新高輪(東京都)にて、ITX Implant Summit 2009(株式会社インプラテックス主催)が「PIEZOSURGERYその理論と実際―さらなるMIと審美を求めて―」をテーマに、参加者約900名を集め盛大に開催された。

 午前は、Tomaso Vercellotti氏(UCL Eastman Dental Institute名誉教授)が、自身の開発したピエゾサージェリーを応用した自家骨採取、スプリットクレスト、抜歯などの手技を解説した。さらには、最新のトピックとしてピエゾサージェリーによるインプラント埋入窩の形成法について紹介し、会場の関心を引いた。

 午後は、椎貝達夫氏(東歯大臨床教授)が、自身の開発した器具を用いた骨幅拡大の術式や、審美症例におけるジルコニアアバットメントの有用性について解説した。

 引き続き、小川勝久氏(東京都開業)はピエゾサージェリーを用いた骨切り、骨形成、不良インプラントの撤去などについて、症例を供覧しながら詳説した。また、ピエゾサージェリーの臨床応用に際しては、事前に十分なトレーニングを積むことが必要不可欠であると述べた。

 また、白鳥清人氏(静岡県開業)は、審美領域のインプラント治療においては、インプラントポジション、硬・軟組織のマネージメント、補綴設計を適切に行うことが重要であることを強調するとともに、ピエゾサージェリーを用いたベニアグラフト症例を動画とともに紹介した。 

 最後は春日井昇平氏(医歯大教授)が、総括としてインプラント治療の将来展望を述べ、会を締めくくった。

 本会は、過去の大会を大幅に上回る聴講者が参集し、ピエゾサージェリーをはじめとしたインプラント関連器材に対する注目度の高さがうかがえるサミットとなった。