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2009年4月2日

日歯、定例会見を開催

役員決定、大久保新執行部スタート

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 さる4月2日(木)、歯科医師会館にて日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による定例記者会見が開催された。同日開催された第1回理事会後、会場には大久保会長を含め新役員28名(うち2名は職務のため欠席)が出席した。会場では小谷田宏常務理事による役員の紹介後、各役員から抱負と決意が述べられた。

 冒頭、執行部を代表し挨拶した大久保会長は、歯科が取り組まなければならない問題について「まさにいばらの道を歩むような道のりだ」との認識を示しつつも、会務執行にあたっては、「志は失わず国民歯科医療の確立と日歯会員の経営基盤の安定を目指しながら会務を遂行していきたい」と2期目に向けて決意を語った。

 引き続き、昨今の経済状況の悪化について触れ、「心配していた歯科医院の受診率の低下が、明らかに出ている。このような状況だからこそ、社会保障の意義がますます強くなってくる」と述べ、歯科医療のあるべき姿としての日歯の考えを打ち出していくとした。また歯科大学の志願者減少に言及し、「危機的状況に陥っている」と述べ、今期の課題の1つとして未来の歯科医療の確立を目指すために歯科大学との連携を挙げた。さらに、歯科医療の重要性を国民へアピールするための政策立案ができる「国民会議」を創設することを明らかにした。

 役員挨拶では、レセプトオンライン問題、平成22年度診療報酬改定、国民へのアピール、関係団体との連携など、いずれも歯科が取り組まなければならない問題が多く挙げられた。また、本年より公益法人制度改革の流れから役員任期が3年から2年に短縮されたため、会務も多忙をきわめることが予想される。「歯科は生きる力を支える生活の医療」とアピールする大久保会長の手腕に期待したい。

以下に、新役員と主な業務を示す。
副会長:近藤勝洪氏(社会保険・IT総合対策)
副会長:宮村一弘氏(機構改革・渉外)
副会長:山科 透氏(学術・地域保健、日本歯科総合研究機構)
専務理事:村上恵一氏(総括)
常務理事:柳川忠廣氏(庶務)
常務理事:山崎芳昭氏(会計)
常務理事:日高潤二氏(厚生・会員)
常務理事:小谷田宏氏(広報)
常務理事:池主憲夫氏(地域保健・産業保健)
常務理事:中尾 薫氏(医療管理・税務)
常務理事:江里口 彰氏(学術・生涯研修、国際渉外)
常務理事:渡辺三雄氏(社会保険)
常務理事:稲垣明弘氏(器材薬剤、情報管理)

理事:林 伸伍氏(会計、厚生・会員)
理事:浦田健二氏(広報)
理事:角町正勝氏(地域保健・産業保健)
理事:矢嶋統夫氏(地域保健・産業保健)
理事:山口勝弘氏(医療管理・税務)
理事:峰 正博氏(学術・生涯研修、国際渉外)
理事:堀 憲郎氏(社会保険)
理事:森岡俊介氏(社会保険)
理事:中谷譲二氏(器材薬剤)
理事:松見秀之氏(情報管理)

常務監事:一志忠廣氏
監事:矢崎秀昭氏
監事:和田明人氏