2009年6月25日掲載

「骨太の方針2009」、社会保障費2,200億円の削減撤回と8020運動の推進が盛り込まれる

<font color='green'><b>日歯、定例会見を開催</b></font>

<font color='green'><b>日歯、定例会見を開催</b></font>
 さる6月25日(木)、歯科医師会館において日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による定例記者会見が開催された。  冒頭、大久保会長は同月23日に政府で閣議決定された経済財政改革の基本方針となる「骨太の方針2009」について、三師会で主張してきた社会保障費2,200億円削減の事実上の撤廃が盛り込まれたことについて、一定の評価を示した。  また、「骨太の方針2009」のなかに、「生涯を通じて歯及び口腔の健康を保持する社会を目指し、8020運動を推進する」という歯科の文言が明記されたことについては、「たいへんありがたいこと」と述べたが、さらなる8020運動推進の実現については、「今後は歯科保健の運動だけでは困難だろう。社会保障制度として、歯を残すという歯科医療が評価されなければならない」との見解を示した。さらに今回、歯科に関する文言が入ったことによって財政的な基盤ができたことについては評価しつつも、「単なる健康増進だけでなく医療も含めた総合的な対策として政策を出していかなければならない」とした。

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