2009年11月20日掲載

次期参院選、組織内単一候補者擁立せず、正式決定

<font color='green'><b>日歯連盟、第108回臨時評議員会を開催</b></font>

<font color='green'><b>日歯連盟、第108回臨時評議員会を開催</b></font>
 さる11月20日(金)、歯科医師会館において、日本歯科医師連盟(以下、日歯連盟、堤 直文会長)による第108回臨時評議員会が開催された。本評議員会は、さる10月23日に開催された理事会において、次期参院選に組織内単一候補者を擁立しない旨および今後の具体的取り組みについての議案を評議員に諮るために開催されたもの。  会場では、堤会長の挨拶に続き、大久保満男氏(日本歯科医師会会長)の来賓挨拶、石井みどり氏(参議院議員)の国会報告、高木幹正理事長による報告が行われた。その後、第1議案「次期参議院比例代表選挙における今後の具体的取り組みの件」が上程され、評議員からは「民主党から要請があった場合は組織内候補者を擁立するのか」「今後の各都道府県連盟における自民党との関係」など、さまざまな意見が出されたが、議案どおり次期参院選に組織内単一候補者を擁立しないことが賛成多数により可決された。  なお、国会報告を行った石井氏より同20日付けで今国会に「口腔の健康の保持の推進に関する法律案」を提出したことが報告された。今回提出された法律案に関しては、評議員から「なぜこの時期なのか」「日本歯科医師会と日歯連盟との話し合いはされたのか」という意見が出され、日本歯科医師会および日歯連盟と石井氏の間で充分な話し合いがなされずに提出されたことが浮き彫りになった。  政権交代によって、民主党との信頼関係の構築もさることながら野党となった職域代表との連携など、日歯連盟には数多く課題が山積しているようだ。

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