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2010年5月22日

東京歯科大学、創立120周年記念式典・講演会・祝賀会を挙行

国内外から多数の関係者が参集し、成功裏に終幕

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 さる5月22日(土)、帝国ホテル東京において、東京歯科大学(金子 譲学長、熱田俊之助理事長)創立120周年記念式典・講演会・祝賀会が「継承と発展」をメインテーマに盛大に開催され、本大学の卒業生をはじめ国内外から多数の大学関係者が参集した。

 本大学は、1890年に日本初の歯科医学教育機関として高山紀齋氏によって創設された高山歯科医学院をルーツとし、建学の精神「歯科医師たる前に人間たれ」のもと、現在までに数多くの優秀な人材を輩出している。

 会場となった富士の間ではまず記念式典が行われ、熱田俊之助氏(東歯大理事長)は式辞のなかで、「創立120周年という大きな節目を迎え、歴史と伝統を継承しながら将来の展望、歯科医学教育のパイオニアとして、いっそうの努力をしていく所存である」と述べた。引き続き、大久保満男氏(日本歯科医師会会長)、納谷廣美氏(日本私立大学連盟副会長)、大山萬夫氏(東歯大同窓会会長)、Chung Moon-kyu氏(韓国・延世大学歯科大学学長)、Oleg Yanushevich氏(モスクワ国立医科歯科大学総長)による祝辞が披露された。また本大学を代表して登壇した金子 譲氏(東歯大学長)は、メインテーマである「継承と発展」について触れながら「次世代を担う人材の輩出、新しい歯科医療の発展に本大学が役割を担うことを念願し努力する所存である」と謝辞を述べた。

 その後、別会場の孔雀の間では記念講演・祝賀会が行われ、記念講演では水川秀海氏(静岡県開業、東歯大昭和34年卒業)が「歯科大学の誕生」と題して登壇。氏は多くのスライドをもとに東京歯科大学の誕生から現在に至るまでの歴史を紐解き、高山紀齋氏直筆の課題表など貴重な資料も披露した。引き続き金子学長は、「東京歯科大学の今後の発展」と題し、本大学の軌跡に触れながら学長就任以降の改革や事業の取り組み、新しい時代の兆候に対する今後の対応などについて述べた。

 講演会終了後の祝賀会では、三笠宮殿下による乾杯や長年疎遠になっていた卒業生らの往時を懐かしむ様子なども見られ、創立120周年記念事業は成功裏に幕を閉じた。