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2010年6月6日

「『自己血由来』の臨床応用 CGFを用いた細胞活性と組織誘導」をテーマに特別セミナー開催

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 さる6月6日(日)、アキバホール(東京都)において、「『自己血由来』の臨床応用 CGFを用いた細胞活性と組織誘導」をテーマとしたセミナー(株式会社白鵬主催、原 英達代表取締役社長)が約150名の参加者を集め、開催された。

 午前は、まず鈴川雅彦氏(広島県開業)が、「組織再生におけるCGFの位置づけ」と題し、CGF(Concentrated Growth Factors)の組織再生領域における可能性について述べた。

 午前から午後にかけては、Dr. Sohn Dong-Seok(テグカトリック医科大口腔顔面外科教授、ICOI Korea名誉会長)が、「歯槽堤造成のためのCGFの臨床的応用」と題し、硬・軟組織の造成およびサイナスフロアエレベーションにおけるCGFの適応症について多彩な動画を交えながら解説した。

 午後は、長谷川嘉昭氏(東京都開業)が、「Soft Tissue Augmentationへの活用」と題し、FGG(遊離歯肉移植)およびCTG(結合組織移植)時の供給側への適用の良さについて語った。

 続いて、吉竹賢祐氏(大阪府開業)が、「CGFの有効的な使用方法について」と題し、ソケットプリザベーションにおける人工材料との組み合わせなどについて、臨床例を通して解説した。

 最後のディスカッションでは、コーディネーターの坪井陽一氏(Total Solution Fukuoka & Kyotoインプラント塾塾頭、医療法人メディカル・ライフクオリティ顧問)が、CGFに関する質問を基礎研究と臨床応用の2つに分け、活発な議論がなされ、注目度の高さをうかがわせた。