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2010年7月24日

第23回日本顎関節学会総会・学術大会開催

「温故旧守、格知日新」をメインテーマに700名が参集

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 さる7月24日(土)、25日(日)の両日、タワーホール船堀(東京都)において、第23回日本顎関節学会総会・学術大会(杉崎正志大会長、覚道健治理事長)が「温故旧守、格知日新」をメインテーマに開催され、700名が参集した。

 2日間にわたり、特別講演、教育シンポジウム、リフレッシュセミナー、ハンズオンセミナー、イブニングセミナー、市民公開講座、一般口演、ポスター発表などが行われた。

 初日は、Dr.Richard Ohrbach(ニューヨーク州立大バッファロー校准教授)を招聘し、特別講演「The role of dental medicine in providing behavioral therapy for TMD」が行われた。顎関節症は複雑な疾患であり、臓器の疾患である「disease」と個人の主観的な病いである「illness」の違いを認識したうえで、プロセスに応じた行動療法を用いることが重要であると述べた。

 また、「顎関節症における理学療法(運動療法)をマスターする」と題して行われたイブニングセミナーでは、中沢勝宏氏(東京都開業)、和気裕之氏(神奈川県開業)の座長のもと、6名の臨床家が運動療法について、それぞれの取り組みを紹介。なかでも、正司喜信氏(東京都開業)は、日常臨床でみられる非歯原性歯痛の1つである筋・筋膜痛の臨床像とその診断、対処法について症例を通して解説した。