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2010年11月21日

日本臨床歯周療法集談会(JCPG)第27回学術大会開催

「わたしの大好きな歯科衛生士~それぞれの医院での取り組みから~」をテーマに

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 さる11月21日(日)、日本青年館(東京都)において、日本臨床歯周療法集談会(JCPG)第27回学術大会(小林和一会長)が「わたしの大好きな歯科衛生士~それぞれの医院での取り組みから~」をメインテーマに開催され、会場には250名以上が参集した。

 最初に浦口良治氏(医歯大臨床教授、オーラルバイオサイエンス研究所代表)が登壇し、「歯周治療のためのナビゲーション」と題して基調講演を行った。浦口氏は、歯周治療には根拠となる検査法や判定基準に基づいた確かな診断、また病態を読み解くうえでの基本知識が大切であるとして、歯周炎と歯肉炎のメカニズムや検査結果のとらえ方などを解説した。とくにプロービングについては、歯周治療のナビゲーターとなる基準の検査法であるとし、インプラント周囲炎予防においても同様にその必要性を強く訴えた。

 その後のシンポジウム「歯周治療のチームアプローチ」では、5歯科医院が歯科医師と歯科衛生士のペア、あるいは歯科技工士を交えて登壇し、「ベーシックな歯周治療」(東京都、ヤブキデンタルオフィス)、「侵襲性歯周炎の一症例」(山形県、佐藤歯科医院)などをテーマに、各医院での取り組みや症例を発表した。発表後には7名のコメンテーターからの臨床的なアドバイスや文献を引用した考察などがあり、臨床で即役立つ情報を共有する場となった。