トピックス 2011年5月22日掲載 8名の演者陣と120余名の参加者が会場に参集 <font color='green'><b>スタディーグループ赤坂会、東日本大震災復興支援チャリティー講演を開催</b></font> 後で読む さる5月22日(日)、東京国際フォーラムにおいて、スタディーグループ赤坂会(吉田拓志会長、寺西邦彦顧問)による「東日本大震災復興支援チャリティー講演-歯科治療の新しい潮流 その様々な臨床-」が開催された。 開会に先立ち吉田拓志会長(東京都開業)は、「スタディーグループ赤坂会は、震災直後から歯ブラシや口腔ケア用品など30,000点以上を被災地に送るなど精力的な支援を行ってきた。しかし復興には多くの時間を要し、また多くの課題がある。会として、今後も何らかのお手伝いをしたいと考え企画した」と挨拶した。 今回のチャリティー講演会では、寺西邦彦顧問(東京都開業)をはじめ、榊 恭範氏(福岡県開業)、青島徹児氏(埼玉県開業)、藤田大樹氏(東京都開業)、行田克則氏(東京都開業)、植松厚夫氏(東京都開業)、伊藤雄策氏(大阪府開業)、山崎長郎氏(東京都開業)の総勢8名が講演を行った。 本講演会のテーマは「歯科治療の新しい潮流 その様々な臨床」であるが、ピエゾサージェリーの臨床的有用性(寺西氏)やダイレクトボンディングによる審美修復の可能性(青島氏)、オールセラミック修復の現況(植松氏)といった最新のトピックスが網羅的に講演されたほか、歯の保存とインプラント修復を支える診療コンセプト・システムの紹介(榊氏)、オーバーデンチャーの予後を高めるための課題(藤田氏)、10年20年という単位で予後を追い検証する必要性(行田氏)、バイオタイプのコンバージョン(転換・変更)によるインプラントの長期安定の確保(伊藤氏)といった、臨床の質を高めるノウハウも各演者から提示された。また山崎氏は、今後の審美修復の潮流として、臨床のデジタル化・接着・MIの3つが重要になるだろうとした。 なお、当日は120余名が会場に参集したほか、全国各地から"登録のみ"といった支援も多数寄せられた。