Quint Dental Gate 歯科のコミュニケーションサイト

文字サイズ
標準
特大

トピックス


2011年6月9日

日本歯科保存学会2011年度春季学術大会(第134回)開催

約1,200名が参集し盛会となる

ログインされますと、関連書籍が表示されます。
会員でない方はこちら
(※関連書籍がないトピックスは表示されません)

 さる6月9日(木)、10日(金)の両日、東京ベイ舞浜ホテルクラブリゾート(千葉県)において、日本歯科保存学会2011年度春季学術大会(第134回)(中川寛一大会長、勝海一郎理事長)が開催され、約1,200名が参集し盛会となった。  

 本大会では2日間を通じ、シンポジウム、認定研修会、研究発表(口演、ポスター)などが行われた。なかでも、シンポジウム「時代が求める女性歯科医師像―輝くスペシャリスト達からのメッセージ」では、桃井保子氏(鶴見大教授)の座長のもと、宝田恭子氏(東京都開業)による「患者の求める保存について」、林 美穂氏(福岡県開業)による「女性歯科医師の可能性を信じて…」、天川由美子氏(東京都開業)による「審美修復治療の科学と臨床」の講演がそれぞれ行われた。

 宝田、林、天川の3氏は、女性歯科医師として歩んできた道のりや自身がめざす歯科医療について症例などを通じて紹介。いずれも開業医として臨床を行うなか、女性ならではの視点で歯科医療を提供することの意義を説いた。

 最後に、座長を含めた4氏が登壇し、会場にいる若手女性歯科医師に向けたメッセージがそれぞれ述べられた。そのなかで桃井氏からは、歯科でも教職員のための託児所を設置する大学など、働く女性をサポートする体制ができはじめたことが紹介される一方で、「現在、歯科学生や国試合格者の約半分を女性が占めているが、いまだ学会等においては指導的立場にいる女性の数が少ないことを認識してほしい」と現状についても触れた。

 なお、次回の第135回となる日本歯科保存学会2011年度秋季学術大会は、村上伸也氏(阪大教授)の大会長のもと、大阪国際交流センター(大阪府)を会場にきたる10月20日(木)、21日(金)の日程で開催予定。