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2011年9月11日

モリタ DHフォーラム2011 in Tokyo開催

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 さる9月11日(日)、ベルサール秋葉原(東京都)において、「モリタ DHフォーラム2011 in Tokyo」(株式会社モリタ主催、森田晴夫代表取締役社長)が盛大に開催され、会場には552名の聴講者が参集した。

 1階展示会場では企業展示と5種のワンポイントセミナーが、また2階講演会場では4講演が行われた。内容はPMTC、TBI、SRP、セルフケア、ホワイトニングなど多岐にわたった。

 そのうち加藤正治氏(東京都開業)による講演「"予防力"をパワーアップするセルフケアの院内処方」では、自院で取り組んでいる個別対応のプロフェッショナルケアとして、セルフケアツール、とくに歯磨剤の処方について複数のケースを交えて講じた。フッ化物配合量やペーストの研磨力、加えて唾液の力を最大限に引き出すためのガムなどさまざまなツールの組み合わせを示しつつ、「ひとりひとりの歯の状態にあった処方をし、セルフケアを支えていく。そういう意味でセルフケアもプロケアの範疇といえる」とした。

 また水木さとみ氏(医学博士・心理セラピスト・歯科衛生士)、石原美樹氏(フリーランス歯科衛生士)によるセッション講演「患者さんに届く! TBIコミュニケーション」では、石原氏が仕事で赴く先々で出会った、若い歯科衛生士が対応に苦慮する患者とのコミュニケーションとTBIのケース2例について、どのように解決を試みたかについて語った。水木氏はその各ケースに対し、患者がどのような心理状態だったか、若手歯科衛生士の対応が患者にどのような意味をもつか、患者の心理を読み取った上でのふさわしい対応などを講じた。

 東日本大震災によって一時は開催中止も考慮された本フォーラムだが、会場では被災地における歯科衛生士の活動報告もなされ、主催者も「今後も被災地と歯科衛生士の皆様を支えていく企業として活動していく」との閉会の言でフォーラムを締めくくった。