特集 2024年6月号掲載 私の道具箱 とろり緑茶 後で読む ※本記事は、「ザ・クインテッセンス 2024年3月号」より抜粋して掲載。 はじめに 訪問診療などに取り組む読者の先生方も在宅や施設で,飲料や食事にとろみを付けることが困難であった経験があるかと思う. 飲料や食事に正確なとろみを付けるためには,とろみ剤や溶媒の正確な計量,粘度が安定するまでの操作時間,溶媒の種類による温度の微調整に加えて,とろみ剤の酸化による味の変化への配慮も必要となる. また,病院や施... 米永一理 よねなが・かずみち 東京大学大学院医学系研究科 イートロス医学講座 特任准教授 鹿児島大学歯学部卒業後、東海大学医学部卒業。博士(医学)(東京大学)。東京大学顎口腔外科・歯科矯正歯科助教、十和田市立中央病院総合内科医員、JR東京総合病院総合診療科医長、十和田市立中央病院附属とわだ診療所院長を経て、2020年4月より現職。「医療と衣料」のキーワードのもと介護服の発案(ハミングバードプルーム®)を行うなど、「食べる」を支える活動を総合的に行っている。 ※掲載中の情報は紙・誌面掲載時のものです。