2025年1月号掲載
COLUMN Another Side
※本記事は、「ザ・クインテッセンス 2022年12月号」より抜粋して掲載
はじまりは診療室.米国人の患者さんに突然「その耳は何か格闘技をやっているのか?」と聞かれた.大学時代にオールデンタル前の合宿で右耳が餃子耳になってしまい,それから耳を見て話しかけられることはたびたびあった.
いつもの流れで「柔道をやってました!」と答えて,会話が終わるかと思っていた.すると,「ブラジリアン柔術を一緒にやらないか?」と思いもよらない言葉が返ってきた.私のなかでブラジリアン柔術は柔道の寝技強化のために参考書を買ったぐらいの知識しかなく,PRIDEやUFCなどの総合格闘技にはまったく興味がなかったので,ヒクソン・グレイシーの名前も知らなかった.