2025年1月号掲載
私の道具箱 とろみコーヒー
※本記事は、「ザ・クインテッセンス 2024年10月号」より抜粋して掲載。
はじめに
嚥下調整食や介護食と聞くと,“美味しくない”“見た目が悪い”“病院食”といったマイナスのイメージが先行します.そんなイメージを変えるために,われわれは医療職の目線だけではなく,“食”のプロである外食産業や食品業界,食品メーカーの力を借りる必要があると思っています.
つまり,われわれ医療職は“安全であること”を優先しますが,嚥下調整食や介護食にも“味” “香り” “見た目”などの食に関する(当たり前に要求される)要素も必要と考えています.この背景には,高齢者,摂食嚥下障害者の摂食嚥下リハビリテーションを成功させるキーワードとして,“食欲”を重要視しているからです.