2025年5月号掲載
CHEERS!(第21回)
※本記事は、「歯科衛生士 2024年9月号」より抜粋して掲載。
小さな子どもがいる歯科衛生士が退職をしました。とても優しい人だったので、私は残念でしたが、院長は「まあ、よく休むしな」とそれほどでもなさそうに言いました。保育園から、お子さんが熱が出た、咳があるとしょっちゅう呼び出しがありました。そのたびに早退をしなければならないので、当日患者さんをキャンセルしたり、私や院長がなんとか診たりしていました。受付も大変でしたが、何より本人がとても気にしていた。「ごめんなさい、ごめんなさい」と何度も言っていました。私は「子どもなんてみんなそうだよ」「気にしなくたっていいよ」と毎回言いましたが、「そうですよねぇ〜」なんて気楽な感じにはなりませんでした。