2025年5月号掲載
COLUMN Another Side
※本記事は、「ザ・クインテッセンス 2023年4月号」より抜粋して掲載
いまから約20年前,私はブラジリアン柔術を初めて目の当たりにした.その時受けた衝撃は昨日のことのようにはっきりと覚えている.
当時もっとも総合格闘技に対応できるだろうと期待されていたプロレスラーが満を持して1 人の小柄な柔術家に挑んでいったが,なす術もなく絞め落とされてしまった.幼小期からプロレスこそが最強の格闘技だと信じて疑わなかった私にはこの事実が受け入れ難かったため,その時はまさか自分がこんなにも柔術にハマるとは思ってもみなかった.