2022年12月号掲載

たゆたう姐さんDTのひとりごと(第9回)

たゆたう姐さんDTのひとりごと(第9回)

※本記事は、「QDT 2018年」(9月号)より抜粋して掲載。

第9回:転職

私は青嶋ゼミに行くということで自分のために自己投資をした。投資したからには回収しなければ。だって自腹なのだもの!この辺の気持ちは、会社に受講料を出してもらって通う人よりはずっと強いはず。だって自腹なのだもの!!(← 2回目)。投資というと、お金、損・得、のイメージで捉えられがちだが、私は投資の本質は「将来のために行動を起こすこと」と考えている。だから、ここでいう回収はお金ではない。青嶋ゼミで習った技術を臨床で実践し、確実に自分のモノにしようと考えた。自分自身の中に資産を蓄えようと思ったのよね。よく女性が「自分磨き」といって、ビジュアルにお金と時間と労力をかけたりするのだけれど、それも一定の年齢を超えると不可抗力であり、ただの散財の一種だと気づく(笑)。そしてそれにばかり執心していると、ふと気づいた時に自分の中身が何もないことにも気づく。私は時が経ってもなるべく不変的な価値を自分の中に作りたかったの。そしてそれは必ず自分を護る武器と鎧になる。私は会社の外の世界を見て、この業界の狭いながらも果てしない奥深さを知り、自分がいかに丸腰か分かった。「いざとなったら子供優先」「フルで働けない」という従業員として不利な条件をもっている私が、武器となる技術や知識をもたなかったら、ただの雇いづらい人になってしまうじゃないか。外に一歩踏み出して、やっと覚えた危機感。今の私は「たびびとのふく」に「こんぼう」程度の装備だ。これは弱い。弱すぎる。やっと自覚した。

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