2025年12月号掲載
#11(最終回) うんこのいりぐち
※本記事は、「新聞クイント 2025年12月号」より抜粋して掲載。
本作品は、頭にカラフルな「うんこ」を乗せた子どもの姿を描いています。一見するとユーモラスでふざけているように見えるかもしれません。しかし、その背後には「食べること」と「排泄すること」という、人が生きるうえで欠かせない営みを見つめ直す真剣なメッセージが込められています。
私たちは口から食べ、栄養を吸収し、不要なものを排泄することで生命を維持しています。その入口にあたるのが「口腔」であり、出口にあたるのが「排泄」です。つまり「食べること」と「出すこと」は一体の営みであり、歯科医療と排泄ケアは切り離せない関係です。歯科医師や歯科衛生士は口腔を扱いますが、排泄の問題にも目を向けるべきです。一方、消化器を診る医師や、排泄ケアを担う看護師や介護士には、口腔の健康への意識をもってほしいのです。