トピックス 2007年12月9日掲載 全国から約1,050名を集め、盛大に開催 <b><font color='green'>9th HAKUHO Symposium at 東京ミッドタウン</font></b> 後で読む さる12月9日(日)、東京ミッドタウンにて、「9th HAKUHO Symposium」(株式会社白鵬主催)が約1,050名(内訳:歯科医師650名、歯科衛生士200名、歯科技工士160名、歯学生40名)の参加者を集め、盛大に開催された。 シンポジウムの前にコーディネーターの後藤昌昭氏(佐賀大医学部歯科口腔外科学講座教授)が、本シンポジウムのテーマである「長期安定を実現するインプラントの機能咬合とは」についての解説および構成について説明し、シンポジウムがスタートした。 午前は、續 肇彦氏(神奈川県開業)が「歯牙脱落の必然―40年の臨床から学ぶこと―」と題し、患者の話に耳を傾け、しかし惑わされることなく全身的な生体反応から診査・診断することの重要性について述べた。続いて、田中 收氏(医歯大客員臨床教授)が「インプラントを長期安定へと導く咬合の基礎知識―力のコントロール」と題し、受圧能力、咬合、咬合面形態の3つの項目に分けて、それらの重要性について述べた。 午後は、石本光則氏(東京都開業)が「HAインプラントの迷信を紐解く―New concept of implant prosthesis―」と題し、多数の文献を交えながらHAインプラントの優位性について述べた。また、林 揚春氏(東京都開業)が「多数歯抜歯即時埋入の臨床」と題し、失敗が起こる要因を含んだ症例を複数提示し、それらの解決法について咬合の理論を交えながら解説した。 最後に、ディスカッションにおいて年間1,000本以上インプラントを埋入している田中氏が、もっとも失敗が起こりやすい状況を「骨質が非常に硬すぎるとき」、「上顎洞底部の骨が1、2mmしかないのにソケットリフトをしたとき」、「抜歯窩が新鮮すぎたとき」とし、確実なインプラント手術を行うことの重要性を述べて会を締めくくった。