2007年8月30日掲載

レセプトオンライン化に向け、現時点での考え方を示す

<b><font color='green'>日歯、定例会見を開催</font></b>

<b><font color='green'>日歯、定例会見を開催</font></b>
 さる8月30日(木)、新歯科医師会館にて日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による定例記者会見が開催された。  冒頭の挨拶のなかで大久保会長は、先の参院選で当選した石井みどり氏(参議院議員)の結果に触れ、「歯科界全体の団結力を示せた」と述べたうえで、「依然、歯科界は厳しい状況ではあるが、政治の場で会員の考え方を主張していただくことができる石井氏の力は大きい」と今後の活動に期待を寄せた。  引き続き、近藤勝洪副会長から同日開催された理事会において決定した「レセプトオンライン化と医療分野のIT化に関する現時点での日歯の考え方」が報告された。近藤副会長は、「オンライン化によって、医療現場で歯科治療ができなくなるような自体は避けなければならない」と日歯の考え方として、引き続き「手挙げ方式」を主張していくとした。  日歯の考え方の項目を以下に示す。 『レセプトオンライン化について』 (1)「マスタープラン」および「ロードマップ」の策定、(2)レセプト電算処理(歯科)システムの完成と普及、(3)レセプトデータの収集、分析、民間活用、(4)歯科診療における裁量権の確保、(5)国民への周知、(6)あらゆる状況に対応した支援策の検討。 『医療分野のIT化』 (1)医療機関のIT基盤整備に対する国による財政負担及び制度的支援、(2)社会保障カード(仮称)の導入。

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