2013年9月29日掲載

ジーシー社のCAD/CAM「Aadvaシステム」が5周年を迎える

<font color='green'><b>Aadva5周年記念講演会「Aadvaの歩みと可能性」開催</b></font>

<font color='green'><b>Aadva5周年記念講演会「Aadvaの歩みと可能性」開催</b></font>
 さる9月29日(日)、ソラシティカンファレンスセンター(東京都)において、Aadva5周年記念講演会「Aadvaの歩みと可能性」(Aadva事務局主催)が開催され、約130名が参集した。Aadvaシステムは株式会社ジーシーが展開するCAD/CAMシステムであり、本講演会はAadvaシステムのサービス開始5周年を記念して行われたものである。  当日はまず、大型のミリングマシーンであるGM-1000を所有し、Aadvaシステムの加工センターとなっているコアデンタルラボ横浜の陸 誠氏(歯科技工士)が、「Aadvaシステムの現状とこれからの展望」と題し、同システム利用者に対するアンケート結果と、新たに提供するサービスについて説明した。次に登壇した辻 貴裕氏(歯科技工士、デンタル.バイオビジョン)は、「先端デジタル技術を応用したインプラント補綴設計から上部構造」と題し、インプラント技工におけるCAD/CAMシステムを含めたデジタルツールの重要性と、埋入計画の段階から歯科技工士がかかわる有用性について解説した。最後に登壇した木津康博氏(神奈川県開業)は「インプラント治療におけるAadva Total Integration」と題し、インプラント治療における術前の診査診断の重要性を強調し、また、診査診断から補綴後のメインテナンスまで、すべてを高い精度で行うことがインプラント治療を成功に導くと、豊富な臨床例を用いて解説した。  近年のCAD/CAMシステムの発展には目を見張るものがある。5周年を迎えたAadvaシステムも、5年前とは比較にならないほど提供されるサービスの範囲が広がってはいるものの、今後もまだ大きな発展の余地を残していると感じる。どのような形でAadvaシステムが進化していくのか、今後も注目していきたい。

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