2013年11月3日掲載

水上哲也氏が再生療法を熱く語る

第10回WDC総会盛大に開催

第10回WDC総会盛大に開催

 さる11月3日(日)、4日(月)の両日、佐賀県内の旅館において、第10回WDC総会(吉村理恵西日本支部長、林 美穂会長)が約60名の参加者を集めて盛大に開催された。

 初日は総会の後、東日本支部(天川由美子支部長)、関西支部(中家麻里支部長)、西日本支部から計5名の演者が登壇し、会員発表が行われた。演者・演題は以下のとおり。

・「歯周組織再生療法を行った一症例」(澤田麻子氏、東日本支部)

・「一歯欠損への自家歯牙移植の応用」(森山聖子氏、東日本支部)

・「トゥースウェアへの取り組み」(井口瞳美氏、西日本支部)

・「歯科用CAD/CAMとセレックシステム」(野地美代子氏、西日本支部)

・「頭頸部癌 粒子線治療における口腔管理」(宗行 彩氏、関西支部)

 日常臨床で多く遭遇する症例への対処法から、歯科の未来を担うComputer dentistryの解説、そして癌患者における歯科の対応まで、時代をつかんだ幅広いトピックとわかりやすくレベルの高い講演に、会員の底力が感じられた。

 2日目は、水上哲也氏(福岡県開業)が「再生療法における診査・診断~手技等」をテーマに登壇。硬・軟組織の診断、手技においてはMIフラップや切開デザイン、また、ペリオのさまざまな疾患の解説等々、再生療法の考え方やノウハウ満載の講演が展開された。また、最後には「何が臨床を難しくしているのか?」と会場に問いかけながら、「臨床~患者対応~医院マネジメント」の勘所を総括し、多くのテイクホームメッセージがもたらされた貴重な講演となった。

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