2016年1月28日掲載
平成28年度診療報酬改定、かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所を新設
日歯、定例会見を開催
山科会長の挨拶の後、中央社会保険医療協議会(中医協)の委員である遠藤秀樹常務理事より、27日(水)に開催された第325回総会の内容について報告がなされた。平成28年度診療報酬改定の個別改定項目について、総会で審議されている「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」を新設し、8項目にわたる施設基準を満たせば「エナメル質初期う蝕管理加算」「歯周病安定期治療(II)」「在宅患者訪問口腔リハビリテーション指導管理料の加算」が新たに算定できる案が提示された。その他として、周術期口腔機能管理等の医科歯科連携の推進や、在宅医療専門の医療機関に関する評価、金属アレルギー患者のCAD/CAM冠の大臼歯への拡大、また新規医療技術の保険導入について、レジン前装金属冠の第一小臼歯への適用拡大、歯冠補綴時色調採得検査などの説明がなされた。
なお、具体的な点数設定については、2月10日(水)前後をめどに改定案が答申される。