社会|2022年3月4日掲載
ケーオーデンタル株式会社
中村昇司氏によるWebセミナーが開催

中村氏は冒頭、口腔内スキャナー(以下、IOS)との出会いを紹介。大学院時代のCERECシステム(シーメンス社〔当時〕、現・デンツプライシロナ社)導入が運命の出会いであったと述べ「患者さんの歯を守りたい、丈夫で長持ちする修復物をセットしたい」という治療コンセプトを振り返った。
また、CEREC Primescan(デンツプライシロナ社)の導入メリットには、今後の時代の変化に対応できる可能性を秘めていることを最大の強みとして強調した。そして導入の際には、各歯科医院に適した方針を明確にしたうえで導入することを推奨した。
次に、CEREC Primescanで印象採得を行う際のコツについて「画面ではなくカメラに注目しスキャンパスに沿って撮ること」と述べ、その後画面を確認し足りない部分を補うことで過不足なく撮影できると説明した。
また、歯科技工士や歯科衛生士との連携の重要性についてふれ、歯科技工士との関係性の構築およびラボとの連携の大切さを繰り返し強調した。最後に、「スピーディーかつエラーのない治療の実現には、歯科衛生士の協力や理解が不可欠である」と述べ、講演を締めくくった。