2021年5月23日掲載
中村茂人氏が「EBMとNBMを考慮した臨床」と題して登壇
日本臨床歯科学会北海道支部、2021年度第1回学術大会をオンラインで開催

まず、中村氏はEBM(Evidence-Based Medicine)とNBM(Narrative-Based Medicine)について説明し、これらをかけ合わせて治療計画を立案すべきであると述べた。次に、咬合再構成をテーマに、咬合検査、セファロ分析、筋の緊張を解除するデプログラミングなどについて解説した。なかでも、デプログラミングについては、スタビライザー型のオーラルアプライアンスなどを用いた方法もあるが、中村氏は、患者に限界まで口を大きく開けてもらう口腔関連筋群のストレッチが有効であるとした。
講演後には活発な質疑応答が行われ、最後に、北海道支部顧問である千葉豊和氏(北海道開業)が総括を述べ、本会は締めくくられた。