社会|2025年8月5日掲載

発足を記念して講演会が開催され、全国から多くの参加者が集まる

北九州アライナー咬合学研究会、第1回総会を開催

北九州アライナー咬合学研究会、第1回総会を開催

 さる8月3日(日)、九州歯科大学(福岡県)において、北九州アライナー咬合学研究会発足第1回総会記念講演会(モデレーター:越智信行氏)が、全国から多くの参加者を集め開催された。

 本研究会は、アライナーを用いた咬合治療の普及と次世代の歯科医療従事者の育成を目的として設立された非営利団体である。若手歯科医師が最新の知識と技術を学び、成長できる場を提供するとともに、志を同じくする仲間たちとつながるコミュニティの形成を目指している。将来的には、北九州から日本全国に、さらには世界に向けて情報発信していきたいと考えているとのこと。

 講演内容は、藤岡直也氏(岡山県開業)が「Align & Implant―アライナーとインプラントで導く治療成功への道―」、吉居慎二氏(九州歯科大学)が「根尖病変を有する歯への矯正力の影響とその対応」、大谷 陸氏(東京都勤務)が「Digital Awakening―Transforming beyond traditional―」、野村陽介氏(福岡県開業)が「患者満足度と審美意識を高めるホワイトニングのポイント—シン・ホワイトニング経営戦略」、長尾龍典氏(京都府開業)が「アライナー矯正から咬合を再考する―人の噛み合わせはどこに向かっていくのか?―」、芳賀 剛氏(福岡県開業)が「矯正治療における歯肉退縮―起こさないための戦略と起きた際の対応―」と題し、アライナー矯正、保存修復、デジタル歯科、審美歯科、補綴咬合、歯周外科などバラエティーに富んだプレゼンテーションが行われた。特に、若手の歯科医師には、大きな刺激になったと思われる。

 なお、本総会の最後には、2025年から2027年のZOOMでの定例勉強会のスケジュールならびに第2回総会がきたる2026年8月2日(日)に開催予定であることが発表され、閉会の辞が述べられた。

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