社会|2025年9月8日掲載

実機展示も行われ、約80名が参加

スタディグループFLAT、歯科衛生士セミナーを開催

スタディグループFLAT、歯科衛生士セミナーを開催

 さる9月6日(土)、福岡県歯科医師会館(福岡県)において、FLAT衛生士セミナー(後藤千里大会長、深水康太郎代表)が「衛生士が輝けば医院も輝く! ~マイクロスコープがもたらす無限の可能性~」のテーマで開催され、会員を中心に約80名が参加して盛会となった。

 FLATは、2014年に設立されたマイクロスコープ臨床に特化したスタディグループ。月1回、現地とWeb配信のハイブリッド形式で例会を開催するほか、年1回、会員外も参加可能なセミナーを開催している。

 開会の挨拶で深水氏(福岡県開業)は「歯科衛生士の活躍は、歯科医院の活性化に欠かすことができないものである。今回、多様なマイクロスコープ歴の方々がご講演されるので、それぞれの工夫点を学んでほしい」と挨拶した。以下に演題および演者を示す(講演順、すべて歯科衛生士)。

1)「マイクロ初心者のリアルな挑戦! 導入から活用への道のり」(迎 美憂氏、田口早絵氏、ごとう歯科)
2)「見えているつもりからの脱却~マイクロスコープと出会ってからの4年間の軌跡~」(財津 忍氏、昭和歯科・矯正歯科)
3)「DHの成長が医院の力に! マイクロ導入で変わったDHワーク」(山園睦美氏、ふかみず歯科クリニック)
4)「No Microscope~私がマイクロスコープから学んだこと~」(米 可那氏、やまの歯科医院)
5)「磨くのは歯だけじゃない! マイクロで磨く衛生士の目」(秋好綾波氏、樋口歯科)

 なかでも、秋好氏が勤務する樋口歯科では、“歯科衛生士全員がマイクロスコープを活用して患者説明できること”を目標としており、指導カリキュラムの詳細や、歯科衛生士らで行う全顎マイクロ検査の練習方法が具体的に解説されていた。

 なお会場では、東京歯材社の「プリマLite」、およびカールツァイスメディテックの「OPMI pico MORA」の実機が展示され、操作性や被写界深度などを盛んに質問する姿がみられ、マイクロスコープ臨床へのモチベーションアップの機会となっていたようであった。

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