社会|2025年9月10日掲載

発表者の真摯な姿勢に、会場全体が感動に包まれる

第32回ADFスタッフミーティング開催

第32回ADFスタッフミーティング開催

 さる9月6日(土)、第32回 ADFスタッフミーティング(楠 雅博氏主宰)が、兵庫県立淡路夢舞台国際会議場(兵庫県)の現地およびWeb配信のハイブリッド形式にて開催され、約140名が参加した。

 ADF(淡路デンタルフォーラム)とは、生涯にわたり歯の健康を守るための知識の共有を目的に日ごろの成果を発表し意見を交わす学びの場であり、スタッフミーティングは「スタッフのスタッフによるスタッフのためのミーティング」として毎年開催されている。今回の会員発表は4ブロックに分けられ、各医院で勤務する歯科衛生士、歯科助手、受付による11題が披露された。演題および発表者は以下のとおり。

Aブロック
「患者からスタッフになって」中来田愛捺氏(歯科助手、楠歯科医院)
「目の前の重度は過去の軽度」池本みなみ氏(歯科衛生士、坂口歯科クリニック)
「受付を『人』がやる意味を見直す~『人+AI』ではなく『人+心』の受付を~」清水こころ氏(受付、吉富歯科医院)

Bブロック
「たかぎ歯科医院における医療安全の取り組み」井川さくら氏(歯科衛生士、たかぎ歯科医院)
「赤ちゃん歯科に取り組んで」山本陽菜氏、柴田冴菜氏(ともに歯科衛生士、久米おとなこども歯科)
「子供たちの笑顔を守りたい~小学校低学年への口腔保健指導地域への貢献~」太田彩絵氏(歯科衛生士、おおの歯科・矯正歯科)

Cブロック
「SRPを極める(番外編)~新人DHの挑戦~」濱田千尋氏(歯科衛生士、楠歯科医院)
「抜歯した歯コレクション」神谷理紗氏(歯科衛生士、坂口歯科クリニック)
「私たちのリアルトレーニング~ミッション達成への道のり」岡尾優香氏、箕田萌花氏(ともに歯科衛生士、あべ歯科医院)

Dブロック
「れお君と私の奮闘日記」河村有紗氏(歯科衛生士、吉富歯科医院)
「消えた矯正患者」岡 尚美氏(歯科衛生士、楠歯科医院)

 職種やキャリア、テーマはさまざまでありながら、患者や医院、さらには地域のために取り組む真摯な姿勢は発表者全員に共通してみられ、参加者の心を打つ内容ばかりであった。

 最後に会場参加者による投票が行われ、最優秀賞に神谷氏、優秀賞に濱田氏、審査委員特別賞に河村氏が選ばれた。また、入職3年以内のAブロックの発表者全員に敢闘賞が授与された。

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