社会|2025年10月1日掲載
170名以上が参集し盛会となる
5-D JAPAN YOUNG Presents Dr. Gustavo Giordani 特別講演会が開催
さる9月28日(日)、富士ソフトアキバプラザ(東京都)において、5-D JAPAN YOUNG Presents Dr. Gustavo Giordani 特別講演会(5-D JAPAN YOUNG主催、松本圭史会長)が開催され、170名以上が参集し盛会となった。
まず、5-D JAPAN YOUNG 役員を紹介するオープニングムービーの後、役員が登壇。特別講演の演者であるGustavo Giordani氏(ブラジル開業)を紹介するとともに、招聘するに至った経緯などを話した。
今回、5-D JAPAN YOUNG からは、湯口晃弘氏(北海道開業)と松本圭史氏(東京都開業)がそれぞれ講演した。湯口氏は「Tactics for Esthetic Implant Treatment-A clinical case of immediate implant placement-」と題して登壇。審美インプラント治療を成功に導くための評価基準としてPink Esthetic Scoreを紹介するとともに、抜歯窩の分類に準じ、フラップレスにて抜歯即時インプラント埋入を行った症例を提示した。
松本氏は「The potential of digital dentistry in an interdisciplinary approach」と題し登壇。デジタルを用いて咬合再構成を行った症例を提示し、「どのようにデジタルを使用すれば、より良い結果が得られるか?」について、ステップとともに詳しく解説した。両氏の講演に対し、Giordani氏より賛辞が贈られた。
Giordani氏は、「Digital Approach to Interdisciplinary Treatment in the Aesthetic Zone」と題し登壇した。審美的な治療結果を得るためにどのようにアプローチすべきかについて、1症例ずつを深く掘り下げて解説。天然歯およびインプラント周囲組織におけるプラスティックサージェリーでは、結合組織移植の採取法のポイントや、上皮をどの段階で除去すべきかなどを文献や動画とともに詳しく紹介。また、ガミースマイルを呈する患者に対するインターディシプリナリーアプローチの実際についてそのステップを解説。ダイレクトモックアップにより、患者のモチベーションを維持させる重要性を強調した。氏の繊細な手技と美しい症例の数々に参加者は見入っていた。
インスタグラムで15.5万人のフォロワーをもつGiordani氏の初来日講演ということもあり、最新の知見を得ようという熱心な若手歯科医師が多数参加し、終始熱気に包まれた1日となった。