社会|2026年2月17日掲載
「歯を活かす ―スタディグループからの提言―」のテーマで323名を集める
第48回北九州歯学研究会発表会開催
さる2月15日(日)、JR九州ホール(福岡県)において、第48回北九州歯学研究会発表会(白石和仁会長)が、総勢323名を集めて開催された。
白石会長による開会の辞ののちに新人発表が行われ、山本哲史氏(広島県開業)が「【歯を残す】~保存を軸に考える臨床~」の演題にて新人らしからぬ充実の内容を発表した。
続いて、個人発表が行われた。この個人発表の演者は、事前に会員内でプレゼンの選考会を経て決定された。若手および中堅の世代別とし、供覧する症例は天然歯をできる限り保存し、さらに全顎的な治療であることが条件とされた。
実力派の臨床家が居並ぶ本会会員の中でも、予選を勝ち残った選りすぐりの5演題を演者とともに以下に示す。
「一歯単位の精密治療が咬合崩壊を防ぐ ~マイクロスコープ活用による信頼関係とモチベーションの向上~」樋口 惣氏
「インプラントと天然歯の共存 ~インプラントの対合歯を考える~」中島稔博氏
「残根を保存し、咬合再構成を行った症例とその経過 ~19年前に行った治療を振り返って~」筒井祐介氏
「咬合崩壊への挑戦:残存歯保存を基軸とした臨床戦略 ~歯を活かすことが患者の未来を変える~ 崩壊患者への歯を活かすという選択」樋口琢善氏
「重度歯周炎における非外科的治療の効果と長期経過」中野宏俊氏
マイクロスコープをフル活用した最新の臨床やインプラントの対合歯としての天然歯の管理、咬合崩壊患者の残根を活かしたフルマウスリコンストラクションから重度歯周炎患者に対する非外科的治療の長期経過まで、多岐にわたるテーマで「歯を活かす」ことの重要性が再認識された。
最後は、次期会長である甲斐康晴氏による基調講演「咬合崩壊の予防を目指した術者30代、40代、50代における全顎治療とその経過」が行われ、第48回発表会が締め括られた。
(※なお、実名を挙げた歯科医師の先生方は特に記載がなければすべて福岡県開業)