社会|2026年6月8日掲載

第1回深川塾、「空白の9年間を超えて歯科衛生士としての歩み」をテーマに開催

故・深川優子氏の深川塾を所属メンバーで再始動

故・深川優子氏の深川塾を所属メンバーで再始動

 さる6月7日(日)、ビジョンセンター品川(東京)において、第1回深川塾が「空白の9年間を超えて歯科衛生士としての歩み」をテーマに開催された。本会は、2025年5月に逝去した歯科衛生士の深川優子氏が2008年から10年間にわたって開催していた深川塾を、氏とともに学んできたメンバーが「もう一度、あの学びの場をつくれないだろうか」と再始動したものである。

 当日は、再結成を呼びかけたメンバーの歯科衛生士6名が田上めぐみ氏(株式会社Himmel代表取締役社長)の司会のもとそれぞれ短い発表をした。Session 1では「人とペットの歯周病における双方向性の理解」と題して萬田久美子氏(THINK DENT代表)が、Session 2では「以前プレゼンした小児経過報告と新たな小児歯科の取り組み」と題して渋川理絵氏(堀元歯科医院)が、Session 3では「予防とは何か? 胎児発達から金魚ゲノム,深川塾休止からの彷徨い」と題して田上氏が、自分たちの人生に大きな影響を与えた深川氏とのエピソードを交えながら発表した。

 休憩をはさんだ後、Session 4では「30年間同じクリニックに勤務し、患者さんを見続ける意味」と題して中田理恵氏(松原歯科クリニック)が29年通院し続けている患者の推移を供覧した。次に、Session 5では「歯科衛生士会は必要か?―活動を通して私が見てきた価値―」と題して、青木 薫氏(フリーランス)が歯科衛生士会は個人の利益ではなく歯科衛生士が社会とかかわる基盤であると説明した。最後に、Session 6では、「歯科治療に栄養指導を取り入れる取り組み」と題して、山本典子氏(銀座セントレ歯科)がドライマウスで舌痛症の患者に対して行った栄養指導について発表した。

 各発表の終了後には、会場に集まった約40名の参加者を6班に分けてのディスカッションが行われ、発表を聞いて印象に残ったこと、自分でも活かせそうなこと、実際に行うにあたっての課題や疑問について意見交換がなされた。

関連する特集