学会|2026年6月9日掲載
首都圏をはじめ全国各地から220名以上が参集
日本臨床歯科学会東京支部、2026年度第1回例会・懇親会を開催
さる6月7日(日)、赤坂インターシティコンファレンス(東京都)において、日本臨床歯科学会東京支部2026年度第1回例会・懇親会(日本臨床歯科学会東京支部主催、西山英史東京支部長)が開催され、首都圏をはじめ全国各地から220名以上が参集する盛会となった。
会場では冒頭、西山氏が挨拶に立ち、東京支部長として2年目を迎えたことに対する感謝と今回の演題・テーマについて言及。「以前から、自身が会長になったら『歯科医師×歯科技工士』というスタイルでの例会を行ってみたいと思ってきた」と述べ、続く講演への意気込みを示した。
以下に演題および演者を示す(講演順)。
1)教育講演「補綴への共闘と共創 ―20年のパートナーシップとラボコミュニケーション―」西山氏(東京都開業)、高橋 健氏(歯科技工士、Smile Exchange)
2)一般講演1「Transition from analog to digital workflow in full mouth reconstruction」柏木 了氏(秋田県開業)、菅野雅人氏(歯科技工士、miyabi)
3)一般講演2「SMILE」荻原太郎氏(東京都勤務)、小竹脩介氏(歯科技工士、Smile Exchange)
上述のとおり、今回の演題はいずれも「チェア‐ラボコミュニケーション」を主題に組まれたもの。いずれも歯科医師と歯科技工士がともに登壇し、それぞれの視点を含めたケースプレゼンテーションを行った。
教育講演では、演題のとおり西山氏と高橋氏が20年あまりに及ぶ「共創」の軌跡を9症例、2時間半にわたり供覧。中長期的症例の振り返りから、歯科医師と歯科技工士が資料収集・治療計画立案の段階からともに症例にかかわることがもっとも重要であり、「最終補綴装置だけ」といった依頼では満足度の高い結果を得ることは難しいことが示された。
一般講演1では、8年前の本例会で柏木氏が示した症例の予後や、最近のデジタル技術を取り入れた症例について供覧。X線やIOSデータはもとより、顎運動データや顔貌データをも統合したデータを基に、現在入手できるデジタル技術を駆使したチェア‐ラボコミュニケーションの過程を示した。また、小社刊「QDT」2026年4月号誌上で演者2氏が示した、装着時無調整を目指すための「ハイブリッド咬合調整」についても紹介された。
そして一般講演2では、歯科医師と歯科技工士が共通のセンスをもって進むことの重要性や、歯科医師が歯冠形態のセンスを養うためのダイレクトボンディングのすすめに引き続き、5症例を供覧。さまざまな欠損形態や審美障害に対するチームアプローチについて示された。
さらに当日のランチタイムには、恒例となってきた共催セミナー(ランチョンセミナー)も開催。アルタデント社の協賛のもとで、宇毛 玲氏(東京都開業)が「SMOPサージカルガイドの優位性および審美領域のマネージメント」と題して登壇した。
なお閉会時には、前年度の例会などで優れた発表を行った会員に授与される「アワード」も発表され、「平林賞」が根間大地氏と目代 匡氏(いずれも東京都開業)に、「SJCDアワード」が小林豊明氏(東京都開業)にそれぞれ授与された。