社会|2026年6月22日掲載

「歯磨剤の有効成分を最大限に活かす」をテーマに

はみがき学の会総会開催

はみがき学の会総会開催

 さる6月21日(日)、東京歯科大学水道橋校舎本館(東京都)において、スタディグループ「はみがき学の会」総会(高柳篤史代表)が、「歯磨剤の有効成分を最大限に活かす」をテーマに開催された。

 講演1では、高柳氏(埼玉県開業)が「有効成分とペーストの特性を活かす」のテーマで登壇。歯磨剤の分類や有効成分などの基本知識をクイズ形式で紹介しつつ、安全性に関する国際規格や薬機法での規定、推奨される使用方法などについて解説した。また、「研磨剤が含まれていると歯が削れる」「泡が立ちすぎると歯みがき時間が短くなる」といった歯磨剤の使用に関する誤解にもふれ、科学的根拠に基づいた歯科保健指導の重要性を説いた。

 講演2では、山岸 敦氏(東京歯科大学客員講師)が「イエテボリ法を超える歯磨剤の使用法って! PTD法を知って体験する」と題して登壇。「PTD法」はフッ化物配合歯磨剤を高濃度のままう蝕のハイリスク部位にとどめることを目的に氏らが開発したもの。通常のブラッシング前に、指ブラシ(シリコン製)で歯磨剤をハイリスク部位に塗布することで薬効が高められるとし、その理論とテクニックを解説した。講演後半では、歯間モデルを用いた実習が行われ、通常のブラッシングと本法による歯磨剤の届き方の違いなどが示された。

 また同会の活動報告として、横倉みどり氏(歯科衛生士)が「歯ブラシの磨き心地に関する研究(第2報)」、荒木萌花氏(歯科衛生士)が「口腔保健領域の検索用語に関する研究」を発表した。

 講演終了後の質疑応答では、「PTD法の実施頻度」や「PTD法におけるフロス使用のタイミング」など、臨床的な疑問が多数あがり盛会のうちに終了した。

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