社会|2026年8月19日掲載

小社2026年9月新刊の著者らが登壇、誌面の内容を基に充実したデモンストレーションも披露

実践型デンタルフォトセミナー 新時代の歯科臨床写真術開催

実践型デンタルフォトセミナー 新時代の歯科臨床写真術開催

 さる8月16日(日)、UDXカンファレンス(東京都)において、実践型デンタルフォトセミナー 新時代の歯科臨床写真術(株式会社WIERO主催)が開催された。

 本セミナーは、小社より2026年9月10日に発売予定の「QDT別冊“映える”歯科写真の教科書 症例を“魅せる”コンテンツへと変える新しい臨床写真術」(浅賀勝寛氏〔埼玉県開業〕:監著、幸田洋明氏〔愛知県勤務〕/松島弘晃氏〔兵庫県勤務〕/矢野孝星氏〔東京都開業〕/横田真也氏〔歯科技工士・Lea ceramic work〕:著)の内容を著者らがデモンストレーションとともに伝えるとともに、実際の別冊をテキストとして特別に先行販売したもの。会場には全国各地から約80名が参集し、盛況となった。

 前半では、それぞれの演者が執筆を担当した各章の内容を基に20分ずつ登壇(以下、講演順)。

 「Prologue『魅せる』写真とは……」および「Chapter5 顔貌写真・前歯部審美症例の撮影・評価」を執筆した浅賀氏は、導入として「なぜ、歯科写真を撮影するのか」という根源的な問いかけや、「歯科写真を撮影することで、おのずと臨床の質が上がる」といったモチベーションにかかわる内容について示したうえで、自身が使用している各種機材の紹介や撮影例を提示した。

 「Chapter7 術中写真を極める:手術中に“伝わる”一枚を」および「Chapter8 撮影した写真を活用するためのテクニック」を執筆した矢野氏は、特に口腔外科処置中の写真撮影法について解説。止血や迅速な処置が最優先となる術中において、いかに確実に規格性をもった写真を撮影するかについて示した。

 「Chapter1 歯科用写真撮影に必要な機材」および「Chapter3 静物撮影上達の秘訣:構図と背景のコントロール」を執筆した横田氏は、歯科技工士の立場から静物写真の撮影法について解説。光の質や方向が質感描写に与える影響や、日々見慣れた器材や補綴装置を新たな視点をもって撮影することの大切さを示した。

 「Chapter2 口腔内写真をランクアップする3つの秘訣」および「Chapter4 魅せる症例写真:症例写真を“作品”に昇華させる撮影方法・構図設計」を執筆した幸田氏は、特に人物写真についてフォーカス。撮影時に役立つ基本的な構図の知識や、ライティングのパターンや作例について多数供覧した。

 そして「Chapter6 色と質感を正確に再現する設定と動画活用」を執筆した松島氏は、カメラの設定を再現性高く行うためのカスタムモード(ユーザーセッティング)の活用をはじめ、医院のスタッフのだれが撮影しても一定の質が得られるためのシステムづくりなどについて解説した。

 引き続き後半では、演者5名がそれぞれのテーブルにつき、参加者らが5チームに分かれて15分1セットでテーブルをめぐる形式でのデモンストレーションが行われた。それぞれの演者がみずからの執筆内容および当日の講演内容に基づいたデモンストレーションを行うと、参加者からは多くの質問がなされていた。

 国内外での講演・執筆、そしてSNS上で注目される気鋭の著者5名が結集し、“映える”をテーマに最新の歯科写真撮影テクニックを網羅した今回の別冊。本セミナーは、その内容をいちはやく学ぶための絶好の機会になったといえる。誌面で得た知識をその場で実践し、著者に直接質問できる構成は、参加者にとって明日からの歯科臨床写真を変える大きなきっかけとなったことだろう。

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