2024年12月9日掲載
もっと知りたい! 精神科・神経科と認知症の病院で働くDr.上野の奮闘記(Vol.6)
Vol.6(最終回) 医療者のワークエンゲージメント向上
患者さんが納得し満足度の高い治療とは?
「すごく納得できました!やっと自分の状態や原因がわかりました。今までたくさんの医療機関を受診したけれど次々に診察を求めてしまっていたのは納得できてなかったからなのだと腑に落ちました」「“治してもらう”病気でも“治る”病気でもないのですね。糖尿病や高血圧と一緒で“付き合っていく”病気なのですね」——患者さんご自身が身体や精神状態と向き合い、自分の身体の機嫌をとっていく。歯周炎やドライマウス、食いしばりや慢性疼痛などのアプローチを行うなかで、患者さんからうかがった言葉です。
歯科治療時やメインテンス時に、「歯を“抜かれた”」「歯を“削られた”」「こんなセルフケア用品を”買わされた”けどどう使えばいいのかわからない」など、患者さんから一度は聞いたことがあると思います。もちろん歯科医師は、危害を加えようとして歯を抜いたり削ったりはしていません。また、歯科衛生士も患者さんの口腔衛生状態の改善のためと思ってセルフケア用品を勧めています。
では、どうしてこのようなことが起こるのでしょうか? 患者さんが歯科に求める治療と実際に行われた治療が異なっており、「思っていたことと違う」ことにあるのではないでしょうか。「歯を抜いてもらった」「歯を削って治療してもらった」と満足していただくにはどうすれば良いのでしょうか。