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堀会長、歯科受診動向の評価と経営状況について言及

2021年5月号掲載

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堀会長、歯科受診動向の評価と経営状況について言及

日歯定例会見

 
 
 3月25日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、堀 憲郎会長)による定例記者会見が開催された。

 堀会長は、冒頭の挨拶の中で日歯が公表した歯科受診動向の評価について、資料をもとに言及。新型コロナウイルス感染症の影響にともない、歯科における昨年4月および5月の受診件数の落ち込みが医科や調剤と比較しても大きく、受診を自粛する傾向が強いとの認識を示した。しかしそのようななかでも昨年9月と10月の件数落ち込みが比較的少なかった点に注目し、要因として「歯科医療現場での感染防止対策がしっかり講じられているため」と強調し、「感染防止、全身の健康維持に口腔の健康管理が不可欠であること」などについて国民の理解を得られていることを挙げた。その一方で、今年1月からの緊急事態宣言の再発令によって必要な治療が後回しされることによる重症化や、口腔健康管理が滞ることによる全身の健康状態の悪化が懸念されるとした。

 最後に、歯科医師によるワクチン接種については、国や日本医師会から要請があった際には協力する意向であることを示した。