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岩手から全国へ「宮沢賢治に学ぶ」をテーマに

2022年12月号掲載

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同窓会 2022年12月号掲載

岩手から全国へ「宮沢賢治に学ぶ」をテーマに

第69回全国歯科大学同窓・校友会懇話会

開会の挨拶を行う岩手医科大学歯学部同窓会会長の三善 潤氏。
開会の挨拶を行う岩手医科大学歯学部同窓会会長の三善 潤氏。
 11月5日(土)、第69回全国歯科大学同窓・校友会懇話会(以下、全歯懇、当番校:岩手医科大学歯学部同窓会、三善 潤会長)がホテルメトロポリタン盛岡(岩手県)とWeb配信のハイブリット形式にて開催された。

 当番校を代表し、三善氏(岩手医科大学歯学部同窓会会長)による挨拶後、柳川忠廣氏(日本歯科医師会副会長)、野原 勝氏(岩手県知事代理、保健福祉部部長)、佐藤 保氏(岩手県歯科医師会会長)、小川 彰氏(岩手医科大学理事長)による来賓挨拶が行われた。

 三善氏は挨拶の中で、「コロナが一日も早く収束し、さまざまなイベントが実開催できる日がくることを願っている」と述べ、今回の開催に尽力した関係者へ感謝の意を示した。

 懇話会に続き、岩手県が生んだ偉人・宮沢賢治にフォーカスをあてた特別講演会が「岩手から全国へ『宮沢賢治に学ぶ』」をテーマに開催され、大島丈志氏(文教大学教育学部教授)による講演1「宮沢賢治作品と岩手県」、宮澤明裕氏(宮沢賢治記念館上席主査)による講演2「作家としての宮沢賢治~草稿から作品をみつめる」が行われた。両氏とも宮沢賢治作品を紹介しながら激動する時代の中で創作活動に注力したことや、1933年9月の没後に宮沢賢治の理解者によって遺稿が整理され評価が高まったことなど、研究者の視点からわかりやすい解説がなされ、盛会となった。