Quint Dental Gate 歯科のコミュニケーションサイト

文字サイズ
標準
特大

トピックス


2012年2月26日

日本歯周病学会・日本臨床歯周病学会、第2回認定歯科衛生士合同研修会を開催

口腔粘膜疾患、口腔がんのテーマに400名が参集

ログインされますと、関連書籍が表示されます。
会員でない方はこちら
(※関連書籍がないトピックスは表示されません)

 さる2月26日(日)、日本歯科大学生命歯学部富士見ホール(東京都)において、日本歯周病学会(吉江弘正理事長)・日本臨床歯周病学会(宮本泰和理事長)共同主催による第2回認定歯科衛生士合同研修会「歯科衛生士が知っておきたい粘膜疾患とその処置」が開催され、約400名が参集した。両学会ともに歯科衛生士の認定制度を設けており、本研修会は、共同事業の一環として昨年より行われている。

 渋谷俊昭氏(朝日大教授)の挨拶を皮切りに、午前の部では、「歯肉・口腔粘膜上皮の立体構造と機能/炎症と腫瘍の間に・・・・・・」(橋本貞充氏、東歯大生物学研究室准教授)、「口腔粘膜疾患の臨床診断」(天笠光雄氏、医歯大名誉教授)の講演が行われた。

 午後からは、開業医(北村信隆氏、新潟県開業)、病院勤務の歯科衛生士(久保田玲子氏、東邦大医療センター大森病院・口腔外科)、開業医勤務の歯科衛生士(小林明子氏、小林歯科医院)が登壇し、それぞれの立場からの口腔粘膜疾患への対応に関する講演が行われた。

 特に聴衆の耳目をひきつけたのは小林氏の講演「口腔粘膜疾患を早期に発見するための歯科衛生士のかかわり方と対応」。小林氏は、口腔がん発見にいたったケースなどを紹介し、従来から行われている歯周治療の定期的な診査に口腔粘膜診査を取り入れることの意義を力説した。そのうえで、ルーティンワークとして口腔粘膜診査を行うにあたってのノウハウや注意点を述べた。