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2014年7月12日

第35回日本歯内療法学会学術大会、盛大に開催

「新時代の歯内療法:エビデンスとアートの融和」をテーマに

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 さる7月12日(土)、13日(日)の両日、朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンター(新潟県)において、第35回日本歯内療法学会学術大会(興地隆史大会長、久木留廣明会長)が、大会テーマ「新時代の歯内療法:エビデンスとアートの融和」のもと、盛大に開催された。2日間にわたり、特別講演、招待講演、シンポジウム2題、倫理セミナー、多数の一般口演、ポスター発表、テーブルクリニックなど、盛りだくさんのセッションが設けられた。

 とくに注目されたのは須田英明氏(医歯大名誉教授)による特別講演「わが国の歯内療法の現況と未来」。新時代の歯内療法が更なる発展を遂げていくための方向性について、最新の技術、機器・機材の活用法や保険制度の問題を絡めてわかりやすく解説。歯髄の保護と再生に目を向けて、研究、臨床の両面から取り組むことが重要とした。

 また、Syngcuk Kim氏(米国・Pennsylvania大教授)が登壇した招待講演「Endodontics vs. Implants:Modern Clinical Dilemma」も大盛況となった。抜歯からインプラントの流れに警鐘を鳴らすとともに、天然歯の歯列とその審美性をもっと大事にすべきであり、それにはエンド・インプラント治療の双方の知識・技術を学び、両者のよりよい組み合わせを探っていくべきであるとした。

 新時代の歯内療法への指針が多くのセッションで示された大会となった。