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2015年6月4日

第25回日本顎変形症学会総会・学術大会開催

「継承と発展―愛ある治療をめざして」をテーマに

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 さる6月4日(木)、5日(金)の両日、ベルサール神田(東京都)において、第25回日本顎変形症学会総会・学術大会(高野伸夫大会長、飯田順一郎理事長)が、「継承と発展―愛ある治療をめざして」をテーマに開催された。

 2日間にわたり、「先天異常に起因する顎変形症の治療」「顎変形症のリハビリテーション」「顎変形症の診断・治療の境界を探る――矯正か手術か、下顎単独か上下顎同時移動術か?」「外科的矯正治療における顎位の決定」の4つのシンポジウム、2つの特別講演、イブニングセミナー、4つのランチョンセミナーという充実した内容が展開された。

 齋藤 力氏(新潟大名誉教授、東京歯科大学口腔顎顔面外科学講座)の「顎変形症治療の歴史と現状、今後の課題」では、顎変形症治療の手術とマテリアルのこれまでの発展の歴史を振り返った。そして、コンピュータソフトウェアの支援のおかげで、三次元的な治療計画・手術法の選択・治療予測・顎顔面形態のビジュアル化・手術シミュレーションが容易になった顎変形症治療の現況について述べた。最後に、安全で効果的で患者の負担が少ない効率的な治療体系の確立のために必要な今後の課題について提言がなされた。