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2015年6月20日

第35回日本歯科薬物療法学会学術大会開催

「日常歯科診療に活かす薬物療法」をテーマに

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 さる6月20日(土)、21日(日)の両日、鶴見大学会館(神奈川県)において、第35回日本歯科薬物療法学会学術大会(前田伸子大会長、金子明寛理事長)が「日常歯科診療に活かす薬物療法」をテーマに開催された。

 プログラムとしては、寄生虫や免疫・アレルギーの研究で著名な藤田紘一郎氏(医歯大名誉教授)による特別講演「アレルギー病はなぜ増えたか―きれい好きの功罪検証―」、安部 茂氏(帝京大医真菌研究センター所長)による教育講演「口腔カンジダの増殖を抑制する薬物と食品」、舌痛の原因・対処法や舌痛症と口腔カンジダ症の鑑別等について最新の知見を交えて提示したワークショップ「舌痛への対処」(コーディネーター:松野智宣氏、演者:松野智宣氏・日歯大生命歯学部准教授、石川好美氏・藤沢市民病院歯科口腔外科主任部長、山崎 裕氏・北大大学院歯学研究科教授、吉田和正氏・日歯大附属病院口腔外科講師)、近年多種多様な商品が開発・販売されている口腔ケア用品のうちとくに保湿剤について開発者(企業)と使用者の意見交換が行われたシンポジウム「口腔ケア用品―開発のコンセプトと使い方の実際―」(座長:上川善昭氏・鹿児島大大学院医歯学総合研究科准教授)が行われた。その他にも、5つのセミナー、一般演題32題、第209回ICD講習会などが行われ、盛況であった。

 なお、次回の学術大会は、「認知症と歯科薬物療法」をテーマに、日本歯科大学新潟生命歯学部において開催される。