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2016年5月22日

ジーシー創業95周年記念・GC友の会60周年記念“Program 1” Dr. Iñaki Gamborena Special Lecture開催

Dr. Gamborenaを招聘し、200名以上を集めて盛会となる

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 さる5月22日(日)、東京国際フォーラム(東京都)において、ジーシー創業95周年記念・GC友の会60周年記念「Program1」 Dr. Iñaki Gamborena Special Lecture(株式会社ジーシー主催)が200名以上を集め、盛大に開催された。Iñaki Gamborena氏(スペイン開業)は、昨年の11月に発刊され好評を博している『evolution』(弊社刊)の著者でもあり、本邦でもっとも注目されている臨床家の1人である。

 講演は「Today’s dental reality…」のタイトルでおもに審美的な歯冠修復をテーマに進められた。構成としてはランチやブレイクを挟みながら3部に分けられ、まず、ブラックスペースと呼ばれる歯間鼓形空隙をコンポジットレジンで封鎖するテクニックを披露。聴衆は氏の真骨頂である芸術的な修復を目の当たりにし、会場は大いに盛り上がった。ランチ休憩後は、歯冠修復におけるセラミックス材料とジルコニア材料を比較し、鋭い考察を加えた。特に歯冠の色調や歯肉との調和に関して多くの時間を割き、良好な結果を得るためには歯科技工士との連携が不可欠と説いた。続いて、最新のCAD/CAM技術や口腔内スキャナーを用いたデジタルワークフローを詳説し、緻密な診査・診断に基づいた臨床を提示した。

 講演の最後には、前歯部複数歯修復症例において、歯冠長延長術やベニアセメンテーションテクニックを用いて理想的なポンティックデザインを実現した症例や、転医してきた患者にインプラントの撤去や矯正治療などを行い、見事にリカバリーした症例を供覧して幕を閉じた。

 Gamborena氏が講演後も会場に残り、講演内容に関する質疑や記念撮影などに応じ、参加者との交流を楽しんでいる姿が印象的であった。