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2017年11月19日

第10回STEP ANNUAL MEETINGが盛大に開催

「不易流行~10年の軌跡と今後の挑戦~」をテーマに

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 さる11月19日(日)、西部ガスホール(福岡県)において、第10回STEP ANNUAL MEETING(田中秀樹氏主宰、共催=スタディグループR・R2:徳永哲彦氏主宰、PABC:安東俊夫氏主宰)が「不易流行~10年の軌跡と今後の挑戦~」のテーマのもと、約280名の聴衆を集めて盛大に開催された。

 2007年に田中秀樹氏(福岡県開業)のもとに若手歯科医師、歯科技工士が集まり、日々の臨床成果を検証するために「TEP・秀志会合同発表会」を開催してから時は流れ、今回10周年記念発表会が開催される運びとなった。

 午前の部の会員発表では、3部構成(座長:荒木秀文氏、堤春比古氏、泥谷高博氏)で行われ、飯田聖子氏、安部直子氏、川谷温美氏、古賀弘毅氏、宮園香樹氏、長富浩一郎氏、倉富 覚、氏(いずれも福岡県開業)が登壇。審美修復治療の変遷、歯周病患者、また歯列不正患者への審美修復治療、小児混合歯列期における不正咬合への早期治療介入の有効性、歯内療法への取り組みなど、各々の演者が患者との密なかかわりのなかでどのように対応しているかが示された。また、どの講演に対しても時間を超過するほどの質疑応答がなされた。

 昼食後にはポスターセッション11題が行われ、歯科医師だけでなく歯科衛生士、歯科技工士のポスターセッションにも多くの聴衆が詰めかけ、質問があいついだ。

 午後の部の特別講演では、下川公一氏(福岡県開業)が「咬合治療と顔貌の変化」と題して登壇。咬合の概念に基づいて、個々の患者が本来もっているもっとも美しい顔貌を取り戻し、その結果咬合に起因するさまざまな不定愁訴を取り除くことが重要としたうえで、氏が行ってきた咬合治療の手順とその経過が紹介された。患者の症状が劇的に改善し、美しい顔貌を取り戻す症例が提示されるたびに会場が沸いた。

 10周年記念にふさわしく、すばらしい発表会であったとの声が会場から多く聞かれるなど盛会となった。