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2019年5月18日

Straumann FORUM 2019開催

「新しい可能性への招待―患者のために―」をテーマに

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 さる5月18日(土)、19日(日)の両日、東京国際フォーラム(東京都)において、Straumann FORUM 2019(ストローマン・ジャパン株式会社主催、嶋田 敦代表取締役社長)が「新しい可能性への招待―患者のために―」をテーマに開催された。会場には約2,000名の参加者が集まり盛況となった。

 開会の挨拶では、嶋田氏とMarco Gadola氏(Straumann Group CEO)が登壇し、インプラント業界の現状および今後のストローマングループの方針について語った。

 その後、Straumann Pro Archと題したセッションが行われ、Joao Carames氏(リスボン大教授、ポルトガル開業)が登壇し、無歯顎患者に対するインプラント治療について講演した。無歯顎患者の顎骨を前歯部と臼歯部の骨吸収の度合いに応じて5つのクラスに分類する考えを紹介し、クラスに応じた治療術式を解説した。解説のなかでは、傾斜埋入の予知性やモノリシックなジルコニアのフルアーチの補綴装置の偶発症などについて文献的検証も行った。最後に「インプラント治療は患者のQOL、安寧、幸福を得ることが重要であり、診断・計画・実行を正しく行うことが成功の道である。そのためにも術者は間違いから学ばなければならない」と日本の歯科医師に向けてメッセージを送った。

 大会は4つの会場で行われ、審美治療、無歯顎治療、ガイデッドサージェリーなどのインプラントにかかわる講演を中心として、クリニックマネジメントや矯正の講演も行われた。また、ITI Section Japan 認定教育講座も行われ終日活況を呈した。

 インプラントをはじめとして、口腔内スキャナー、マウスピース矯正などのグループ企業とコラボした講演が多くみられた本会。ストローマングループのさらなる展開が期待される。