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2020年2月15日

公益社団法人日本口腔インプラント学会第39回 関東・甲信越支部学術大会開催

朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンターに800名が参集

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 さる2月15日(土)、16日(日)の両日、朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター(新潟県)において、公益社団法人日本口腔インプラント学会第39回関東・甲信越支部学術大会(渡邉文彦大会長、宮崎 隆理事長、井汲憲治支部長)が「口腔インプラント治療の今と将来―インプラントロジストが拓く未来―」をテーマとして約800名の参加者を集め盛大に開催された。

 本大会ではメインとなるシンポジウムの他にも、国際色豊かな特別講演や国際セッション、また専門医/専門歯科衛生士/専門歯科技工士の教育講座、口演発表、ランチョンセミナーなど多岐にわたるプログラムが展開された。

 今回行われた4つのシンポジウムでは、それぞれ(1)インプラント治療におけるデジタルとアナログ、(2)他科領域との連携、(3)インプラント周囲のティッシュマネージメント、(4)改めて考える国民の求めるインプラント専門医とは、のタイトルがつけられ、本邦のインプラント治療が抱える課題やテーマが選ばれ、聴衆の関心を集めていた。特にシンポジウム3では築山鉄平氏(福岡県開業)、中田光太郎氏(京都府開業)、小田師巳氏(大阪府開業)、石川知弘氏(静岡県開業)の著名な4名の臨床家が登壇して硬・軟組織マネージメントについて語り大いに盛り上がりをみせた。

 本会最後のプログラムは新たな試みとして特別シンポジウム「症例を考える」が行われた。岩野義弘氏(東京都開業)および西原宗信氏(神奈川県勤務)それぞれが提示した術前の症例に対して8名のパネラーが事前情報から治療計画を立てるというもので、患者の希望や条件だけでなくパネラー自身の専門領域や得意な診療項目によっても大きく治療内容が変わることなどが示されたパネルディスカッションに次いで再び岩野氏と西原氏が登壇し、答え合わせをするように実際に行った治療を詳らかにし、会場を沸かせた。

 初日に行われた懇親会では厳選された北陸の日本酒約100種と新潟のお米で作られたおにぎりが振舞われるなど、県外からの参加者に新潟の魅力が伝わる良い機会となった。