Quint Dental Gate 歯科のコミュニケーションサイト

文字サイズ
標準
特大

トピックス


2021年4月21日

クインテッセンス出版株式会社、第7回WEBINARを開催

『スズキヒロキの食べるにこだわる高齢者義歯読本』発売を記念して

ログインされますと、関連書籍が表示されます。
会員でない方はこちら
(※関連書籍がないトピックスは表示されません)

 さる4月21日(水)、鈴木宏樹氏(福岡県勤務)によるWEBINAR #7「クインテッセンス出版 webinar #7 鈴木宏樹先生~なぜ食べるにこだわる?? 高齢者義歯治療解説~」(クインテッセンス出版株式会社主催、北峯康充代表取締役社長)が開催された。本講演は、2021年刊の書籍『スズキヒロキの食べるにこだわる高齢者義歯読本』(鈴木宏樹:著、クインテッセンス出版刊)の発売を記念し、その著者である鈴木氏によって行われた。

 冒頭では鈴木氏によって、かねてより病院歯科に11年間勤務し、高齢患者を診るなかで自身が感じたことを世に出したいという想いがあったという旨が述べられ、本書が出版へと至った経緯について説明された。

 講演では、書籍の内容をより深掘りした内容が述べられた。まず病院歯科に来院する無歯顎患者の特徴を紹介し、鈴木氏の勤務している病院歯科では、今まで義歯が機能していない患者が多く来院されたと説明。一例として、部分床義歯を装着したまま生活を送っていた無歯顎患者を取り上げ、義歯は口腔内でしっかり機能してこそ使用する意義があると力説した。

 そして、そもそも高齢患者を知ることが肝要であるとし、現在の高齢患者の特徴についてエビデンスと自身の経験を交えて解説。8020を達成していても、正常な口腔機能を保てていない患者が多いと述べ、以降は口腔機能を保つための義歯製作について、鈴木氏の知見を交えたポイントなどが述べられた。

 講演の最後には、書籍内でも言及されている、サービス付き高齢者向け住宅に入居した患者が紹介され、視聴者の涙を誘った。

 なお、第8回WEBINARは、きたる5月26日(水)20時より、船登彰芳氏(石川県開業)を招聘し、「the Quintessence」 2021年1月号から始まった連載「Flap stabilityとSoft tissue preservationからみた再生療法」をテーマに開催予定である。申し込みはこちらから。