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2022年3月21日

白水貿易株式会社、BIG3プレミアム講演会をハイブリッド形式にて開催

「成功への扉~Always Innovation~」をテーマに

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 さる3月21日(月)、BIG3プレミアム講演会(白水貿易株式会社主催)が「成功への扉~Always Innovation~」をテーマに、現地会場である大手町三井ホール(東京都)とWeb配信を併用したハイブリッド形式で開催された。講師はBIG3といわれる本多正明氏(大阪府開業)、内藤正裕氏(東京都開業)、山崎長郎氏(東京都開業)。いずれも歯科医師歴50年を超える大ベテランで、咬合・補綴・審美に関するテーマで講演が行われた。

 最初に登壇した本多氏は、「良好なLongevity~力のコントロールから考察~」と題して講演。氏は、歯科治療の目的である機能回復・健康維持・審美性改善・病因の除去・病的組織や咬合の回復をふまえ、咬合を学ぶ重要性を明確にした。そのうえで良好なLongevityを得るためには、8要素(1.炎症のコントロール、2.歯列の連続性、3.良好な咬合支持、4.生理的な顆頭位、5.咬頭嵌合位の安定、6.臼歯離開咬合、7.力のコントロール、8.リコールチェック)があるとして、それぞれについて解説した。

 続く内藤氏は、「新しい扉~機能との折り合いを求めて~」の演題で登壇。昨今話題のデジタルデンティストリーに関して、計り知れない恩恵もあるが課題も多く存在していることを指摘し、それらの課題について論じた。講演の終わりには、イノベーションが技術的なことだけでなく、人と咀嚼器官のイノベーションになることを願うとした。

 最後に山崎氏が、「最新の審美・インプラント治療~審美と機能の調和を目指して~」と題して登壇。全顎的な修復治療のみのケースや、酸蝕により複雑な咬合再構成が必要となったケース、高齢患者のインプラントおよび審美ケースなどを提示しながら、機能面はもちろん顔との自然な調和、美しさなども追求することが必要なこと、またマテリアルの選択の重要性などについて解説した。

 講演後は日高豊彦氏(神奈川県開業)による進行のもとパネルディスカッションが行われ、会場およびWebから多数の質問が寄せられた。なかには「若い歯科医師には何が大事か」などユニークな質問もあがった。歯科医師としての情熱をもつことの大切さや、3氏の50年におよぶ歯科医師人生について語る場面もあり、終始にぎわいをみせた。