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2009年6月14日

第3回ITIトリートメントガイドセミナー東京開催

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 さる6月14日(日)、東京ミッドタウン(東京都)において、第3回ITIトリートメントガイドセミナーが参加者312名を集め開催された。本セミナーはITI Treatment Guideシリーズの発行にともない開かれ、今回は第3巻「抜歯部位へのインプラント埋入」の発行にあわせて催された。  

 まずITIセクションジャパンチェアマンである船越栄次氏(福岡県開業)より、Treatment Guideシリーズ発行の趣旨が述べられた後、ITI教育幹事の勝山英明氏(神奈川県開業)が、最新刊のITI Treatment Guideについて講演を行った。本書の中核である抜歯部位へのインプラント治療におけるType 1~4の埋入時期について、各埋入時期の利点と欠点、適応症を示すとともに、リスク評価と合併症の予防について取り上げ、リスクの低い治療を選択することと、臨床医が十分な経験を積むことの重要性を指摘した。  

 症例発表においては、林 秀一氏(奈良県開業)と北條正秋氏(神奈川県勤務)が実際にトリートメントガイド第3巻に沿った「抜歯窩インプラント」について、それぞれ発表を行った。林氏は「非審美領域における抜歯後インプラント埋入」と題し、根間中隔など部位特異的な解剖学的制限をもった臼歯部へのインプラント埋入について報告した。北條氏は「Implant Placement in Post-Extraction Sites Treatment Options in Esthetic Zone」と題し、審美領域での治療過程における、埋入時期の選択と除外、ならびに使用するインプラントの決定についてのポイントを述べた。  

 なお、本セミナーは今回の東京を皮切りに、7月に大阪、札幌、名古屋、9月に福岡にて開催が予定されている。