2010年5月27日掲載

宮村副会長、私立歯科大学・歯学部定員割れ問題について言及

<font color='green'><b>日歯、定例会見を開催</b></font>

<font color='green'><b>日歯、定例会見を開催</b></font>
 さる5月27日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による定例記者会見が開催された。  席上、宮村一弘副会長は本年度の私立歯科大学・歯学部入学定員割れについて、「歯科医師になるための投資に見合う将来の経済的な確保が難しい状況や、国家試験の合格率の低下による不透明さが定員割れを引き起こしている」と指摘。さらに「歯科医療の質の低下も含めて、日歯として深刻にとらえなければならない」と歯科の意義を国民にPRしていく必要性を強調した。  さらに、現在10万名を越える歯科医師過剰問題について「本年も新たに約2,400名の歯科医師が誕生している。現時点では解決されていない問題だ」と述べた。今後の日本私立歯科大学協会(中原 泉会長)との話し合いについては、「本音で語る場をつくっていかなければならない」との認識を示した。

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